ブプロピオンで禁煙する記録@ilaa

ブプロピオン=ブプロン=ザイバン=ウェルブトリン。を使った禁煙のまとめ的な何か

もともとは"こちら"で禁煙記事を書いていましたが、禁煙以外の話題が殆どになってしまったので、
禁煙のエントリーはこのブログでまとめることにしました。

久しぶりに煙草を吸いたくなった。だから外は危ない。

多分禁煙10日目くらい。

普段は吸いたい度0。

そのうち表にまとめます。そのうち。

なんかこのページを見てくれるファンキーな人もいるみたいなので、ちょいちょい更新していく所存でございます。

 

話変わります。

 

いま私休職中なんですけど。

すげー暇なんですよ。

ほっとくと自分の生きる意味とか考え出しちゃうレベルで暇なんですよ。

 

まあでも心身を休めるために休暇貰ったわけですし。

気晴らしに散歩でもしようかと。

お散歩行ったんですよお散歩。テクテクと、効果音だしながらね。

禁煙前のルートだと、どうしてもタバコ屋とか喫煙スペースがが組み込まれてるから新規ルートの開拓も兼ねてね。

 

私の住んでる所の近くに川が流れてまして、その河川敷を上流のほうへ向かって。

歩くわけですよ。テクテクと、効果音だしながらね。

ちなみに下流のほうには昨日行って痛い目を見たので、今日は上流を目指そうかなと。

 

やっぱ上流はいいですよね。雑草とかキッチリ刈ってあって歩きやすい。

あと結構本気で農業されてる方々がいて堆肥臭い。

目に映るすがすがしい景色とは裏腹の独特のかぐわしい香り。

 

そんな匂いを避けるようにして早足で。3キロくらい歩いたのかな。

ちょうど橋があったのでそれを渡って、帰路に着いたんですよ。

帰りは久しぶりに走ってみようかなーと調子をこいて。

結局500メートルくらいしか走れませんでした。

やっぱあれだね、二足歩行は走るのに向いてないね。

 

仕方がないから歩くんですよ。トボトボと、効果音出しながら。

川の流れって見てて結構飽きないんですよね。部分的に遡ってたり。渦を巻いてたり。

その中でも一番面白かったのが川が階段みたいになってるところ。

伝わってますかね。伝わってない方は"川 段差"で画像検索してみて下さい。

 

段差があると水の動きがよりアクロバティックになるんですね。

だってほら、今までには無い縦の動きが加わるから。

水の落下ポイントのところで縦向きに渦を巻くんですね。ぐるぐると。

その渦に誰かが捨てたペットボトル、コカコーラとCCレモンの、がダンスを踊るようにもつれてるんですよ。くるくると。

 

渦に巻き込まれてるから流れていかないんですね。

その動きが面白くて、ついつい脚を止めてボケーっと眺めてたんですよ。

そこでふと自分が空のペットボトルを持ってることを思い出すんですね。メロンソーダのペットボトル。

頭を過ぎるわけですよ。これ投げ入れたらどうなるかなって。やってないですけどね。

でもあれがもしもCCレモンじゃなくてポカリのペットボトルだったら。悩む間もなく投げ入れてたでしょうね。

 

別に私のボトルを投げ入れなくても十分面白いんですよ。

ペットボトルの動きも渦の動きも予想できそうで出来ないんですよね。

今度は頭に言葉が浮かぶんですね"ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。"って。

方丈記の頭の部分です。この世は無常だっていう例のあれですね。

 

でもペットボトルはあそこに留まっているんですよ。

周りの水は激しく流れていくのに。

なんかそれを見てたら私もちょっと立ち止まってみてもいいのかなって、よく分かんないけど、思っちゃいました。本当によく分かんないけど。

周りに合わせて流れていくうちに自分のことすらよく分からなくなちゃっているから。

 

休職という形できっかけは貰いました。

後は自分の意思でもうちょっとここに留まってみようと思いました。

考えてもどうせ答えの出ない問題ばかりなんです。

でも1度は考えとかないといけない問題がたくさんあるのです。

だからちょっとだけここで、ね。

 

そんなことを考えてたら70くらいの爺さんが歩いてきて私から少し離れてる所で立ち止まったんですよ。

そして私と同じように柵にもたれかかって渦を見てるんですよ。

んでもって、おもむろにポケットに手を入れてタバコの箱を取り出して口に咥えて火をつける。

その動作のどの瞬間を切り取っても絵になってるんですね。かっこいいなーって。

スモーカーなら誰でもやる動作ですよ。何の変哲も無い動作。

 

それが曇り空のせいなのか年季の入った爺さんのなせる業なのかは知りませんが、

そのとき私は気が付いたんですね。この人はスモーカーじゃなくて煙草吞みなんだって。

だから渦を眺めながら煙を吸って吐くだけ。なのにその所作にさえ気品を感じてしまうんですね。

 

結局、爺さんは煙草を吸い終えたらどっかに歩いて行っちゃったんですけど。

私ももうしばらく渦を眺めて帰路に着いたんですけど。

やっぱりあの爺さんの姿が頭から離れないんですよね。不思議な事に。

 

そんなわけで今はちょっとだけ煙草を吸いたいです。